何にもやった覚えがない、原因が思い当たらないのに関節に痛みがある。そんな方はいらっしゃいませんか?実はこれ、自己免疫疾患の症状として出ている痛みの可能性があります。自己免疫疾患というのは免疫機能が暴走して自分で自分の身体を攻撃してしまう状態です。
ご来院いただいている患者さん、朝から肘の付近に強い痛みがありました。“何にもやっていないのに急に痛くなった。”とのことです。
強い痛みを訴えていらっしゃったので、ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)の疑いを持っていました。ゴルフをしない方でも、手を良く使う方、最近はスマートフォンの普及によってゴルフ肘を起こす方も多くいらっしゃいます。
その日はたまたま、別のお悩みがあったために、自己免疫疾患とアレルギーに特化したテクニック(ラングオートイミューンテクニック)を受けていただくことになっていました。
検査したところ、あるウイルスに対して過敏性(その物質を悪いものだと勘違いして過敏に反応し攻撃してしまう状態)がありました。それに対して過敏性がある場合には、様々な関節炎を起こす原因になりえる種類のものでした。
そのウイルスに対する過敏性をクリアにする処理をして、施術を終えました。
その時点では、この痛みが、手の使い過ぎによる炎症の痛み(ゴルフ肘)なのか、自己免疫疾患の症状としての炎症の痛みなのか判断できませんでした。
次にご来院いただいた際、“あの後、数日で痛みがなくなりました”とのご報告をいただきました。ゴルフ肘の場合、一般的には1~2週間程度またはそれ以上炎症が続くと言われています。数日で炎症がなくなったということは、自己免疫疾患の症状として炎症が起こっていて、その過敏性をなくす施術を行ったために症状がなくなった可能性が高いと思います。
テニス肘、ゴルフ肘だと思って、長い間肘の炎症の痛みを我慢している方の中には、実は自己免疫疾患の症状としての炎症を起こしている方もいらっしゃるかもしれません。膝や足首等、他の関節炎に関しても同様です。私の痛みもそうかも、と思われた方、一度ご相談下さいね。
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